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DroidKaigi 2023 参加レポート#3 Day3のまとめ

こんにちは。食べログシステム本部 アプリ開発部 基盤チームの米山です。
私はカカクコムに入社してから約2年間、食べログAndroidアプリの保守業務を担当してきました。
DroidKaigi2023には、食べログアプリで使われない技術ではあるものの、趣味でリッチなUI表現の実装に取り組んでおり、「Shaderを使って魅力的な表現を実装する方法」というプロポーザルを提出しました。しかし、残念ながら今回は不採択でした。来年も挑戦します!

過去記事:
DroidKaigi 2023 参加レポート#1 Day1のまとめ
DroidKaigi 2023 参加レポート#2 Day2のまとめ

目次

はじめに

DroidKaigi2023の3日目の会場は1、2日目と同様でベルサール渋谷ガーデンでした。3日目は主に以下の内容が行われました。

  • キャリア・パネルトーク
  • キャリア相談会
  • 特定のテーマについて話せるMeetup
  • コードラボ
  • オフィスツアー(スカラーシッププログラムが対象)
  • バリスタによるコーヒー提供
  • スタンプラリー

キャリア・パネルトーク

キャリア・パネルトークでは、様々なバックグラウンドを持つ4名の方々が、キャリアに関する様々なお題に対して答えていくという1時間程度の内容でした。 お題は、誰しもが働いていると浮かんでくる以下のような悩みを、事前に運営側が用意してくれていました。

  • キャリアプランを立てる派か? or なりゆき派か?
  • 評価制度をどのように活かすか?
  • 同じ環境で働き続けること、新しい環境に挑戦すること
  • プライベートとキャリア
  • etc

このようなお題に対し、パネリストからは三者三様の回答があり、各々の個性や経験が表れており面白かったです。個人的には、パネリストの皆さん全員、目の前の人や物事に対して誠実に向き合ってきたということは共通しているように感じました。

写真左から、Masahiro HIDAKAさん、Yuki Anzaiさん、Atsuko Fukuiさん、こにふぁーさん

パネルトークの終盤は会場にいる人がslidoというサービスを使って質問を投稿でき、選ばれた質問(いいねの数が多い質問)に対してパネリストが答えていくような形になりました。
パネルトーク中の会場の雰囲気は、時折笑いが起こったりと終始盛り上がっていました。

キャリア相談会

パネルトークで登壇した方々に対して、個別に悩みを30分程度相談できるキャリア相談会も行われました。 相談したい人は、パネルトーク後に予約をし、自分の番が来たらパーティションによって仕切られたブース内で個別に相談していました。私はパネルトークで十分学びがあったのと、現在大きな悩みはなかったので参加しませんでしたが、盛況だったようです。

特定のテーマについて話せるMeetup

Meetupは、特定のお題に対して参加者同士が自由に話す場です。

1、2日目もMeetupは行われていましたが、3日目は以下のお題が用意されていました。

  • Androidの関連技術について語る
  • DroidKaigi2023の思い出

私は、「Androidの関連技術について語る」に参加しました。
参加するには、会場内のMeetupエリアに行くだけで大丈夫で、一人でエリア付近をフラフラしていると運営のスタッフの方が、会話の輪の中に入れてくれます。人見知りの人でも安心です。
当日は3つくらいのグループが自然にできていました。私の参加したグループでは、主にAndroidアプリ開発におけるレイアウト実装の悩み等の話で盛り上がりました。また、同じグループにGoogle社でAndroidのフレームワーク(Text周り)を開発されている方もいらっしゃったので、これはチャンスと思い実装に関する悩みを色々相談できました。
Meetupは、参加するまで少し気が重いなと感じていましたが、社外のエンジニアと情報共有できたりと学びが多く楽しかったです。

コードラボ

コードラボは、以下のお題が用意されており、お題に応じて作業する机が分かれていました。

私は、Jetpack Composeのコードラボに取り組みました。作業中は、周りの参加者やスタッフに質問できますし、一人で黙々と取り組むこともできます。また、コードラボの内容とは関係ない日頃の業務の話や、技術的な話に花を咲かせている机もあったりと、皆さん各々楽しんでいました。
私は、普段Jetpack Composeに触れる機会があまりないので、今回集中して取り組むことができて良かったです。あと、運営の方々が安定したネットワーク環境を構築してくれていたので、会場のネットワークは非常に安定しており作業に集中できました。

オフィスツアー(スカラーシッププログラムが対象)

DroidKaigi2023では、スカラーシッププログラムというものがあり、国内の学生に対して金銭的なサポートをし、DroidKaigiに参加してもらう試みがありました。

このプログラムに参加した学生たちは、3日目の午後に会場近くの企業を3社ほどオフィスツアーされたようです。学生にとっては非常に有意義な時間だったのではと感じました。

バリスタによるコーヒー提供

1、2日目に続き、バリスタさん2が淹れたコーヒーを無料で飲むことができました。1、2日目は大盛況で、常に列をなしていましたが、3日目は参加者の人数が少なかったためか並ばずに飲むことができました。私は普段コーヒーをあまり飲まないのですが、非常に美味しかったので午前と午後で1杯づつ計2杯飲みました。

スタンプラリー

DroidKaigi2023公式アプリで会場内にあるNFCタグを読み取る形式のスタンプラリーも行われていました。アプリで5個のNFCタグを読み取ると、景品としてAndroid Studioにゆかりのある動物がプリントされたクッキーを貰えました。

DroidKaigi2023公式アプリは、Kotlin Multiplatformが使われており、iOS版も同時期にリリースされていましたが、iOS版でも問題なくNFCタグを読み取ることができました。

最後に

DroidKaigi2023の3日目の出来事についてまとめました。
3日目は1、2日目よりは参加者は減りましたが、ワークショップ型の内容で、実際に手を動かしたり、参加者同士の交流等、オフライン開催だからこそ可能な有意義な体験ができました。
私自身、DroidKaigiに参加するのは今回が初めてでしたが、3日間通して非常に雰囲気が良く居心地の良いカンファレンスでした。会社や自宅に篭っていては知り得ない学びや体験をできました。
このような場を作って下さった運営の方々には大変感謝です。

そして、前々回の記事から食べログAndroidアプリ開発チームによる、DroidKaigi2023の参加レポートをお送りしてきました。このような参加レポートを通して、食べログAndroidアプリ開発チームの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ以下の採用情報ページをたどってみてください。


  1. DroidKaigi2023のタイムテーブルなど詳細情報を確認できるアプリです。オープンソースなので、誰でもコントリビュートできます。https://github.com/DroidKaigi/conference-app-2023
  2. Alpha Betti Cafeさんが美味しいコーヒーを提供してくれました。