Tabelog Tech Blog

食べログの開発者による技術ブログです

Tabelog Advent Calendar 2025 食べログ20周年 食べログのこれまでと、これからの未来

本日からTabelog Advent Calendar 2025が始まりました この記事は 食べログアドベントカレンダー2025 の1日目の記事です 初日は、Tabelog Tech Blog 編集チームの辻が担当します✨ 今年のテーマは、 『食べログ20周年 食べログのこれまでと、これからの未来』…

『AIを使って開発』から『AI主体の開発プロセス』へ AWS AI-DLC Unicorn Gym ワークショップで見えた、次世代の開発スタイル

食べログカンパニー 開発本部 飲食店プロダクト開発部 羽澤と申します。 先日、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社が開催している、「AWS AI-DLC Unicorn Gym ワークショップ」を受講する機会をいただきました。 元々カカクコムではAI EXCELLENCEをバリ…

実装の 9 割を AI に任せる。食べログのジュニアエンジニアが構築した AI 連携開発フロー

こんにちは、食べログのアワード予約チームに所属するジュニアエンジニアの南野です。弊社では業務への AI 導入が進んでおり、開発のあり方が変わりつつあります。本記事では、実務で試行錯誤を行なった上で私が API 開発のリードタイムを削減させた AI 連携…

AIによる手動QAの自動化:自動テストコーディングのAI化でテスト実行工数を52%削減

はじめに:AI4QA Phase1からPhase2への進化 こんにちは。食べログの品質管理部でAI4QAプロジェクトのプロジェクトリーダーを務める黎です。 食べログの品質管理部では、2025年7月に「AI4QA Phase1」として、生成AIを活用したテスト実装の効率化に取り組んで…

iOSDC2025デモアプリから見る、オンデバイスAI活用における課題と可能性

はじめに:iOSDC2025でのデモアプリについて こんにちは。食べログカンパニー 開発本部 国内メディア開発部の筒井です。普段は食べログiOSアプリの開発を行なっております。 食べログは、2025年9月19日〜21日に開催されたiOSエンジニアの祭典「iOSDC Japan 2…

AIを活用したFlaky Testの原因分析と効率化:大規模サービスを支えるテスト安定化への取り組み

はじめに:大規模サービスを悩ませるFlaky Testという課題 こんにちは。食べログカンパニー 開発本部 飲食店プロダクト開発部 運用改善チームの @4palace です。 食べログには2019年から参画しています。 「食べログ」は、月間利用者数9400万人、掲載店舗数8…

Cursorでの生成結果を安定させチームの資産にする方法。Figma/Playwright MCPを活用した開発の仕組みづくり

はじめまして。食べログカンパニー開発本部 飲食店プロダクト開発部 食べログノートチームの中内です。 本記事では、食べログノート開発においてFigma MCPとPlaywright MCPを導入して変化した開発プロセスと、チームとしてAIの生成結果を安定させるための仕…

iOSDC Japan 2025 参加レポート

こんにちは!食べログでiOSアプリ開発を担当しているエンジニアの筒井と、チームリーダーの原です。この記事では、筒井が技術セッション、原がイベント全体のレポートを担当します! 今年も、2025年9月19日(金)から21日(日)にかけて開催されたiOSエンジ…

エンジニア主導のUI/UX改善:Vibe Codingによる試作アプリ量産で意思決定を高速化した話

目次 目次 はじめに UI/UX改善を行う上で直面した課題 「Vibe Codingで試作アプリ量産」という突破口 Vibe Coding実践ルール 試作アプリの要件 制限時間 実装者に求められるスキルレベル 使用したAIツール Vibe Codingによる試作アプリ量産が、UI/UX改善の意…

10年続いた手作業の“負債”を4日で0分に - 生成AI活用による業務効率化の実践例

目次 目次 はじめに SREチームにおける「cron登録作業」とは 改善を始めた経緯 システム設計と技術的アーキテクチャ 詳細なシステム構成図 技術スタックの選定理由 セキュリティ考慮事項 GitOpsでのリリースフロー 食べログのシステム規模ならではの考慮事項…

Cursor導入から4ヶ月、Androidエンジニアが実感した開発効率の劇的変化

はじめに:私がAndroid StudioからCursorへ移行した理由 今回のテーマ:食べログAndroidのリアーキテクチャにおけるCursor活用 1. 調査フェーズ:古い実装の画面をAIと解き明かす 今回対象画面 やったこと 調査前の準備:知りたいことをリストアップ AIとの…

AIをうまく使えなかった私がAIネイティブへ:自律型AIエージェントが変えた私の開発スタイル

はじめに こんにちは。 食べログカンパニー 開発本部 ウェブ開発1部 ownerチームで「食べログ求人」というサービスの開発や、食べログの営業チームが使用している業務系システムの開発を担当している@itayaです。 本記事では、私がAI活用でつまずいていた状…

AIを使わずに見積もり5人月のサービスを0.5人月でリリースした話。〜プロセスの見直しで開発の劇的短縮〜

はじめに こんにちは。ウェブ開発1部 メディアマネジメントチームの齊藤です。 メディアマネジメントチームでは、他社とのシステム連携や広告系の業務を中心に扱っています。 今回は、AI活用により様々な業務が高速化しつつある最近だからこそ、人間主体で出…

ドキュメントの陳腐化を防ぐCursor活用

はじめに こんにちは、食べログカンパニー 開発本部 飲食店プロダクト開発部の菅原です。所属する予約基盤チームでは、食べログ内の中心機能の1つである予約システムの開発・運用を担当しています。 大規模かつ長期にわたるサービス開発では、多くの開発者が…

「AIネイティブ時代のエンジニアの現在地」アンケート結果を発表!デブサミ2025夏・スポンサー出展記

はじめに こんにちは、食べログ開発本部の小嶋です。 2025年7月17日・18日に開催された「Developers Summit 2025 Summer」に、カカクコムはプラチナスポンサーとして参加しました。 本記事では、当日の現地の様子をお伝えしつつ、展示ブースにお立ち寄りいた…

AIによる手動QAの自動化:食べログQAチームの挑戦、その第一歩

はじめに こんにちは。食べログの品質管理部で飲食店QCチームのチームリーダーを務める助川です。 みなさんは「AIで手動QA業務の自動化」と聞いて、どんなイメージを持ちますか? 「現場で本当に使えるの?」「ナレッジや運用が大変そう…」そんな声も聞こえ…

人間を「過去の整理」から解放し「未来の創造」へ導くAI-PMO

はじめに こんにちは、元吉です。AIトランスフォーメーション推進部(通称 AX部)で「プロダクト業務へのAI浸透、全社員のAI活用レベル向上」というミッションに取り組んでいます。 プロジェクトの進捗報告や課題の特定に追われ、本来注力すべき課題解決の時…

食べログ品質管理部がDevOpsDays Tokyo 2025で登壇!プロジェクトタイプに応じた「手動テストゼロへの挑戦」

はじめに こんにちは。食べログシステム本部の品質管理部に所属しているSoftware Engineer in Test (SET)のhagevvashiと百瀬です。 この度、2025年4月に開催されたDevOpsDays Tokyo 2025において、「手動テストゼロへの挑戦」というテーマで登壇しました。本…

GraphQLスキーマを共通言語にするための食べログノートの実践

目次 目次 はじめに 食べログノートの開発体制 保たれていた秩序 GraphQLを導入した背景 クライアント要求への柔軟性の向上 並行開発を促進する、スケーラブルな開発体制の確立 専任の管理者不在でGraphQLを運用 開発拡大で露呈したスキーマ運用の課題 レビ…

エンジニアが推進した、食べログ多言語版のアクセス速度改善プロジェクトの道のり

目次 はじめに 背景 課題の発見と提案の準備 提案から合意形成までの道のり 実装と展開 成果と効果測定 プロジェクトから得られた学び さいごに はじめに こんにちは、食べログ開発本部ウェブ開発2部の米谷です。普段はチームリーダとして食べログのレスト…

リスクベースドテストのアプローチを使って重篤なバグを早期に検出しホットフィックスを防いだ話

QA

はじめに こんにちは。 飲食店向けモバイルオーダーシステム「食べログオーダー」でQAチームの職域リーダーをしている池田です。 食べログオーダーとは「お客様が自分のスマートフォンを使ってメニューを注文できる」サービスです。 今回は食べログオーダー…

カカクコムにおけるDifyエンタープライズ版の全社導入と活用ポイント

目次 目次 はじめに Dify導入の背景 エンタープライズ版の機能 マルチワークスペース SSO Kubernetesデプロイ Admin API カカクコムの事例紹介 ワークスペース設計 運用体制 アプリの公開方法 サンドボックスワークスペース Google Cloudによるインフラ構築 …

食べログ多言語版のAI翻訳で73%のコスト削減とネイティブレベルの品質向上を実現した話

はじめに プロジェクト背景:インバウンド需要と翻訳課題 AIモデル選定:性能評価とコスト分析 実験詳細 評価方法 データセット 評価対象モデル 評価結果 翻訳対象:多様な言語アイテムの分析 代表的な5つのパターン毎のアプローチの詳細 店名 支店名 メニュ…

RubyKaigi 2025 参加レポート#2 〜世界最大級のRubyイベント!?RubyKaigi 2025に初参戦してみた!〜

目次 目次 はじめに RubyKaigiとは? なんでRubyKaigiに参加したの? 愛媛に到着! 食べログブースをご紹介! スポンサー企業ブースも行ってきました! イタンジ株式会社 株式会社スマートバンク 株式会社アンドパッド その他イベントやスペース スタンプラ…

RubyKaigi 2025 参加レポート #1 〜注目セッションから見るRubyのこれから〜

こんにちは! 食べログカンパニー開発本部ウェブ開発 2 部の濱口 (@machida4) です。 4 月 16 日 ~ 18 日に松山で開催された RubyKaigi 2025 に参加しました。 この記事では、RubyKaigi 2025 の注目セッションをご紹介します。 どのセッションも大変興味深い…

サブドメインのおくりびと 〜食べログのサブドメイン、ひとつ廃止します〜

はじめに こんにちは。食べログシステム開発本部 ウェブ開発1部 システム運用改善チームの@4palaceです。 今回は、私の所属するシステム運用改善チームで取り組んだサブドメインの廃止について事例を紹介します。 取り組みを通じて得られた学びなどを紹介し…

食べログの予約システム × 外部連携の裏側 〜開発・運用のリアル〜

こんにちは! 食べログカンパニー 飲食店プロダクト開発部の稲葉・南野です! 我々は食べログの予約システムと、外部システムとの連携に関する開発・運用をする業務を担当しています。 今回は外部システム連携に携わってきた二人の視点から、「食べログの予…

絶対に止めない飲食店モバイルオーダーシステムの開発

こんにちは。飲食店向けモバイルオーダーシステム「食べログオーダー」のエンジニアリングマネージャーを務めています福田です。 今回は、エンジニアリングマネージャーとして、食べログオーダー開発で最もこだわっている「絶対に止めない」という取り組みに…

プロダクト開発を円滑に進めるためのコミュニケーション術

はじめに こんにちは。食べログ開発本部ウェブ開発2部でWEBエンジニアをしている向島です。 私は普段、要件や仕様決め、スケジュール調整など、一緒に開発を進める企画やデザイナーと日々連携をとりながら開発を進めています。 プロダクト開発を遅延や品質の…

3社合同でモバイル勉強会を開催します!(2月26日(水)19:00〜)

こんにちは!食べログ開発本部アプリ開発部マネージャーの原です。 この度、弊社にて勉強会を開催することになりましたので、ご案内いたします。 勉強会の概要 日時: 2025年2月26日(水)19:00〜21:00 場所: 株式会社カカクコム 渋谷オフィス(渋谷パルコDG…